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プロトランペッターのhiroがお届けする音楽情報及び日常ブログ。 終了ライブのレポートもお届けしています。
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さて、久しぶりの記事になってしまいました。

毎日息子と慌ただしく過ごしております。

先日無事にお食い初めも終わったので、大きなイベントはとりあえず一段落したような感じですね。



前回のミュートに関する記事が比較的よかったようなので
今回は表題にもある通り教則本関連について書いてみたいと思います。

トランペットに関する教則本というのは巷にはかなりの数が出回っていると思うのですが、さすがにすべてを買いそろえて…という方はなかなかいないと思います。

まぁ専門書になるので、それなりの金額もしますし
書いてある事がバラバラだったりしますしね。


ということで、hiroの使っているおすすめの教則本を紹介しようと思います。


とりあえずは皆様ご存知
「Arban 金管教則本」



これですね。
昔は黄色い表紙の1巻、2巻でおなじみでした。
吹奏楽経験者等はおそらく見た事あると思います。
知らない間に表紙が変わっております


いわゆる総合練習教則本ですね。
ロングトーンやタンギング、リップスラー、アルペジオ等
色々なテクニックを網羅しております。

hiroも中学の時に購入しましたが、未だに使っております。
タンギング、跳躍あたりの練習におすすめかな。


ちなみにアメリカでは1巻、2巻が一緒になった赤色の表紙で発売されています。

アレンビズッティ氏は毎日Arbanを始めから終わりまで通してやっていたらしいですよ…


一応2巻っぽいものも発売されているようですね。



ちょっと太くて重たいなぁ…
できれば持ち運びを…

という方にはこんな本はいかがでしょう?




藤井完氏による「朝練トランペット」

この本も結構良くできております。
学校のクラブ活動でやっている子が朝練の30分の時間でできるように…
というコンセプトですくられておりますが、
趣味でやっている方、あまり練習時間がとれないという方にもおすすめできると思います。

1冊すべてをやってみると、さすがに30分ではかなりタイトですが
自分の目標を決めて、練習を抜き出すのもありだと思います。



続いてはこちら。




「H.L. Clarke Technical Studies」
吹奏楽経験者が1度は聞いた事があるテクニカルエチュードです。

有名なのは2番目かな?
クロマッチックに始まり、ステップ、3度と徐々に難しくなっていきますが
指を動かす練習としてはやはりおすすめです。

すべてスラーで、タンギングで等と実は細かく指示がかいてあったりします。



上記3点は全員必携ということでいいんじゃないかな?と思うほど有名どころです。

もちろん他にもたくさんありますよ

例えば、





「James Stamp Warm-up」

こちらは比較的有名どころですね。
使い方が難しいのが難点ですが…
この本に関しては特に、最初から順番に練習するという必要が無いですね
ベンディングの練習が非常に良いです。





「Carmaine Caruso 金管のための音楽的柔軟体操」

鼻から息を吸うという、個人的に推奨していないテクニックを推奨しておりますが、
実はその通り全部をゆっくりやってみると、かなりキツいトレーニング本です。
こちも色々なアイデアがかいてあったりするので、楽譜メインというよりは
意識的な面、セオリーを知るのにはいいような気がしますね。





はい、でました
「Charles Collin Lip Flexibilities」
リップスラー関連の鬼のような教則本です。

これ1冊だけ買う!という人にはおすすめできない本ですが、
かなり練習にはなりますよ。

体に力が入った瞬間に、この教則本の意味はなくなるので、ある程度指導者に教えてもらうのが吉。



ここからは趣向を変えて、もうすこし音楽的エチュード系列です。







「Robert W. Getchell Practical Studies for Cornet and Trumpet」

First BookとSecond Bookがあります。
もちろんSecondのほうが難しいです。

吹いていて楽しいエチュードがたくさんあり、練習しやすいです。
比較的難易度は高めなので、初めはしんどいかもしれないですが…
個人的には大好きな教則本の1つです。





「Kopprasch Sixty Selected Studies For Trumpet」
これもこんな感じで再発売されているんですねぇ。
2冊に分かれている洋書もあります。

比較的「Arban的な」教則本です。
後半になると曲練習がふえてくるので、なかなか使えます。
Arbanほど太くないのも魅力の1つかも…




「CHARLIER 36 ETUDES TRANSCEDANTES」
恐ろしいエチュード集です。
日本語タイトルが、「36の超絶技巧練習曲」とついていおります。

はっきり言って難しいです。
ただ、めちゃめちゃ面白いです。
個人的お気に入りランクトップがこちらの教則本ですね。
フランスものなので、なるべく軽く吹くということを心がけましょう。

Tom Harrell 氏も使用してたはず。
東京芸大の入試曲にも選ばれてたような。



とりあえず、いったんこのあたりにしておきますが
まだまだたくさんございます。

昔から、知らない教則本を見つけると
とりあえず買ってしまう癖があるもので、家に山ほど教則本があるんです。


まぁすべてに対して言える事ですが、初めから最後まで順番にやろうとしない事。
できればその教則本をしっている指導者に指示を仰ぐ事。
教則本は使い方を間違えると変な癖がついたり、単純に疲れるだけで練習になっていなかったり…
という事がおこりますよ〜


忘備録もかねて、楽しいトランペットライフを!


おそらく次回はスタンダード集を紹介してみようと思います。
もしかしたら、まだおすすめ教則本篇をつづけるかもですが(笑)
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プロフィール
HN:
Trumpeter Hiro
年齢:
41
性別:
男性
誕生日:
1982/11/06
職業:
ミュージシャン
自己紹介:
現在プロ活動中のトランペッター。
Jazzを中心とするが、演歌からロックまで幅広く活躍中。

7年のシカゴ留学を経て、現在日本を中心に活動中。
1st Album「From This Avenue」も好評発売中
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